古尾谷さん
薬剤師(大森薬局)
以前、大田病院と大森薬局で勤務されていた時のことを教えて下さい。
大学卒業後、大田病院で正社員として12年ほど働き、結婚・出産を経て通勤時間もかかるようになったので、非常勤として城南医薬保健協働(主に大森薬局)で勤務しました。しばらくして、大田病院から非常勤で戻ってきて欲しいと言われ戻りましたが、家庭の事情で退職しました。
退職後の経歴とまた城南医薬保健協働に戻ったきっかけは?
大田病院退職後、自宅近くの薬局に正社員として就職しましたが、経営者の方の考え方と合わず半年で退職。その後、大手チェーン薬局で5年半ほど働きました。この時期に厚労省からの指導で薬剤師の在り方の大幅な指針が変わり、かかりつけの患者様を持つようになり、薬剤師としてこのままではいけないと思いプライマリケアの勉強を始めました。そんな折、1人の薬剤師の方との出会いがあり、それがきっかけとなり新たな就職先を探し始めました。探す中でやはり、自分がやりたいことの原点は、最初に就職した大田病院、城南医薬保健協働にあると思い再就職しました。
大手チェーン薬局ではやりたいことが出来なかったのですか?
家庭の事情で準正社員として働いていたので、やりたいことを自分の意見として通すことが困難であったということと、従業員が少なかったので日常業務以外のことがなかなかできず、勉強したことをoutputすることが出来なかったからです。
城南医薬保健協働では出来ると思ったのですね
自分次第で力が発揮できると思いました。
薬剤師を目指した理由は?
子どもの頃、病弱でよく病院にかかっていたので、医療従事者になりたいと思ったのは自然の流れかなと。看護師の道もありましたが親と相談して薬剤師を目指しました。親にはとても感謝しています。
大学卒業後、大田病院に就職した理由は?
学生実習先が大田病院で、自分の目指すことと近いと感じ奨学生になり就職しました。
調剤薬局で病院勤務した経験はどう活かされていますか?
病院勤務していなければ、注射剤のことや急性期疾患のことは分かりませんでした。調剤薬局では医師と直接話すことは難しいのですが、病院では病棟カンファレンスにも参加して医師と直接話すことも出来たので、医師も含め他職種との関わりを持つことに抵抗がありませんでした。
仕事とのバランスはどうですか?
お仕事はしているが、すぐに迎えに行ける、側にいることを示したかったので、就職先を変えてきました。今は子どもも大きくなりましたが、たまに子ども1人にしてしまうことがあるので、いけないなあと感じています。隙間時間の有効な活用をしていきたいです。
正社員の子育てについて
今とは違う環境で楽に働ける職場は他にもあると思いますが、城南医薬保健協働でもっと子育て中の薬剤師が働きやすい環境を作っていきたいです。
プライベート、休日の過ごし方
以前からバレーボールをしていて、大田病院で働いていたときはバレーボールチームの一員として試合にも参加していました。今もバレーボールは続けています。 あとは仕事終わりに家でお酒を飲むことが楽しみです。 これからは1人でふらっと、どこにでも行けるようになりたいですね。
学生さんへのメッセージをお願いします
社会人になるといろいろと困難な事があって、国家試験に合格したから終わりではなく、そこからがスタートなので自分がどんな薬剤師になりたいかしっかりとしたビジョンを持って頑張って欲しいです。女性の健康力増進のため、今後はウーマンヘルスケアに力を注いでいきたいので、特に興味がある学生さんに来ていただきたいですね。