DI業務とは具体的に以下のようことを行っており、大規模病院や、大手チェーンの調剤薬局、医薬品卸企業には独自のDI室があります。
当社の薬局でも大森薬局を中心にDI業務担当者を置き、薬に関する情報を収集分析し、現場にもどして臨床に役立ててもらうことを目的として活動を行っています。中でも医薬品副作用情報の収集には力を入れており、患者様一人一人の生活背景を踏まえて内容を検討して服薬指導で活かしています。
年に数回、講師を招いての研修会を開催しています。また同じく年に数回、職員一人一人に合った外部研修会に参加してもらいスキルアップを図っています。
この他、多くの職員が薬剤師会や医薬品メーカ主催の研修会にも積極的に参加し知識習得に努めています。
日本薬剤師会学術大会をはじめとする各種団体の学術交流会へも参加し、活動交流を通して学びを深め業務に活かしています。
そして近隣薬局を含めた6薬局で毎年、業務・学術交流会を開催しており交流会後の懇親会も含め職員のつながりを深めています。
研修認定薬剤師をはじめとする各種認定薬剤師の取得も積極的に行っており、薬剤師一人一人が興味のある専門分野の認定を取得したり、実務実習生の受け入れを積極的に行っているため認定実務実習指導薬剤師は役職になると必ず取得しています。
「物から人へ」変わりつつある薬剤師業務の質を向上するため、会社内に各種委員会を設置し各委員のもと毎月委員会を開催して活動しています。薬剤師業務の要となる服薬指導に基づいた薬歴や各種加算業務を的確に遂行するため「薬歴加算委員会」を、健康サポート・地域連携薬局としての活動内容を充実させるために「健康サポート・地域連携薬局委員会」などを設置しています。
また各種研修に関することを取り決めるための「研修委員会」もあり、職員の成長の手助けを行っています。
大森薬局の対応診療所・病院の医師、看護師、検査技師、薬剤師などの医療従事者や地域のケアマネジャー、ヘルパーなどの介護従事者と連携を取り、地域におけるチーム医療の礎を築いています。
実際、在宅支援が盛んな大森薬局では、病院との連携を密に取りながら、異業種の医療スタッフとともに手厚い医療を患者様に提供しています。在宅支援を通して薬剤師が得られるものは多く、普段、薬局でお渡ししているお薬が、どのように患者様のお口へ運ばれるかを自分の目で見ることができます。生活環境やお薬の管理方法、在宅で療養中の患者様が抱えられているさまざまな課題を知ることができれば、単にお薬を調剤してお渡しするだけでなく、プラスアルファのサービスを提供することが可能になります。
大森薬局は、お子様からお年寄りまで様々な患者様がお越しになります。そのため、相談内容も幅広く、お薬に関することはもちろん、各種保険制度や疾患・療法などの知識も深めていく必要があります。当薬局には困ったときに頼れるベテラン薬剤師や医療事務がおり、さらに相談相手として対応医療機関の医師や看護師がいます。当薬局で足りない知識を補いながら、患者様お一人お一人から寄せられるご相談やご要望に自分一人で対応できるようになれば、将来ほかの薬局に異動することになっても活躍できる薬剤師になれます。
これから薬剤師の役割の幅はどんどん広がり、責任も増していくでしょう。大森薬局で経験するすべてのことは、これからの時代を生きる薬剤師にとって欠かせない要素となります。
ぜひ、志を高く持って、どん欲に知識と技術の習得に励んでいただきたいと思います。
皆さんと一緒に地域の方々のために働ける日を楽しみにしています。